- 2025/08/01 掲載
日鉄、今期連結純損益400億円の赤字に下方修正 事業再編損計上
[東京 1日 ロイター] - 日本製鉄は1日、2026年3月期(国際会計基準)の連結純損益を400億円の赤字(前期は3502億円の黒字)に下方修正した。従来予想は2000億円の黒字だった。米鉄鋼大手USスチールの完全子会社化に伴い収益寄与があるものの、米国で鋼板を製造販売する合弁会社AM/NSカルバートの日鉄持ち分を合弁相手の欧州アルセロール・ミタルへの売却したことによる事業再編損を計上した。
日鉄は6月にUSスチールの完全子会社化を完了。5月に発表した今期見通しには、USスチール買収関連は織り込んでいなかった。
USスチールについては、25年7月―26年3月の9カ月間を連結することになる。今期については、米関税の影響などは不透明ながら、事業利益で800億円を見込んでいる。
また、来年度以降は年間通じての連結となるため、1500億円程度の事業利益貢献をみている。高付加価値化商品の拡大などが進む2028年度以降は、早期に2500億円程度の貢献達成を実現し、設備投資の効果も加わり、シナジー効果のさらなる上積みを図るとした。
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