- 2025/08/01 掲載
仏製造業PMI改定値、7月は48.2、新規受注が低迷
仏製造業PMIは2023年1月以降、拡大と縮小の分かれ目となる50を下回っている。
新規受注を示す指数は低下が続き1月以来の低水準となった。顧客の購入意欲の低下や、国内経済における逆風が背景にある。特に海外からの需要が低調で、新規輸出受注指数は今年の最低水準を記録した。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ヨナス・フェルドフーセン氏は「仏製造業の経済見通しは下期最初の月(である7月)に著しく悪化した」と述べた。「製造業PMIはわずかに上昇したものの、受注と事業見通しへの期待が急激に悪化していることは懸念材料だ」と指摘した。
雇用指数は3カ月連続で50を上回った。ただ、採用は主に臨時従業員に集中している。
労働力不足や部品・原材料サプライヤーでのストライキにより、納期の遅れは過去2年半で最も顕著なものとなった。
一方、企業がコスト負担の増加分を顧客に転嫁したことから、製品価格指数は5カ月ぶりに50を上回った。
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