- 2025/08/26 掲載
鉄道延伸「IR開業の数年後」=夢洲アクセス、京都にも誘客―京阪HD社長
京阪ホールディングス(HD)の平川良浩社長は25日までにインタビューに応じた。大阪・関西万博会場で、2030年にカジノを含む統合型リゾート(IR)が開業予定の夢洲(大阪市)への交通手段として検討している京阪中之島線の延伸について、「IRの開業から数年後には運行したい」と語った。
中之島線は現在、市内の天満橋―中之島を結んでおり、夢洲に直行できる大阪メトロ中央線の九条駅まで延伸する計画。平川氏は「IRには(延伸は)間に合わない」としつつ、「開業前に詳細な設計を完了させたい」と述べた。
IR開業後は、京都市内まで運行する路線を活用し、「(来場者を)京都へ運ぶ仕事を担いたい」と強調。グループ企業が運営する「ニデック京都タワー」と京都駅前の街路を「緑地でゆったりした感じ」に整備する考えを示した。
また、人手不足に対応し、鉄道車両の一部操作を自動化する「半自動運転」を検討していると明らかにした。平川氏は「(導入に当たって)障壁はない。あとはタイミングだ」と述べた。ホテル事業に関しては、四国や九州への進出を含め「日本の中核都市に全部出すのが目標」と力を込めた。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える京阪ホールディングスの平川良浩社長=19日、大阪市中央区
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