- 2025/08/26 掲載
企業向けサービス価格7月は+2.9%に減速 24年9月以来の3%割れ
[東京 26日 ロイター] - 日銀が26日に公表した7月の企業向けサービス価格指数速報は前年比で2.9%上昇した。6月の3.2%から減速し、2カ月連続の鈍化となった。3%台割れは、2024年9月に記録した2.8%以来。直近のピーク3.5%をつけた3月から5月以来、上昇率は鈍化している。前年の値上げの反動が出ていると、日銀では分析している。
7月の鈍化の主な要因は、前年の値上改定が一巡した産業用機械器具修理で、全体を0.21%ポイント押し下げた。日銀の担当者によると、他は全体として小動きだった。
日本経済を巡る不確実性は高いが、人件費、労務費や物流費を価格に転嫁する動きの持続性、インバウンドを含めこれまで力強い伸びを示してきた宿泊を含めたサービスの先行きの増勢、トランプ政権の関税政策や、海外経済、地政学リスクの動向を踏まえた国際商品市況や海運市況の動向を注視していくとしている。
146品目中、上昇は111品目、下落は19品目で、差し引き92品目となった。6月の96品目より減少している。
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