- 2025/09/09 掲載
独フォルクスワーゲン、大規模投資巡り米政府と協議中=CEO
[ミュンヘン 8日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、米国市場への大規模な投資を巡って米政府と協議を進めている。同市場では今年に入ってから、関税で数十億ユーロのコストがかかっている。
オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、欧州連合(EU)からの自動車輸入に15%の関税をかけ、米国からの工業製品輸入には関税をかけないという欧米間の「非対称」な協定を評価していないと述べた。
IAAミュンヘン自動車ショーで「そのため(地元の雇用とVWのサプライチェーンを強化する)米国への投資計画を当てにしている」と説明。米政府との協議は「非常に前向き」だという。
CEOを兼任する高級スポーツ車メーカーのポルシェについては、他のどの自動車メーカーよりも関税と低迷する中国市場という「サンドイッチ」に挟まれていると語った。
ブルーメ氏は、株主や労働組合から批判を浴びているCEO兼任は永久的なものではなく、どちらを退任するかはまだ未定だと述べた。
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