- 2025/09/10 掲載
トランプ氏のクックFRB理事解任、米連邦地裁が一時差し止め
[9日 ロイター] - 米ワシントンの連邦地裁は9日、トランプ大統領によるクック連邦準備理事会(FRB)理事の解任を一時差し止める判断を示した。
トランプ大統領は8月下旬にクック氏解任を表明したが、FRBは同理事が職務を継続するとしている。
FRBを設立した法律では、理事は「正当な理由(for cause)」がある場合のみ解任される可能性があるとされているが、その定義や解任手続きは定められていない。
地裁は「理事解任の根拠は在任中の行動と、法定職務を忠実かつ効果的に遂行していたかどうかに関する理由に限定されるというのが『正当な理由』の最良の読み方だ」と指摘。「従って、『正当な理由』というのは、純粋に就任前に行われた行為を理由とする解任を想定しているわけではない」と述べた。
ホワイトハウスからはコメントを得られていない。トランプ大統領は今回の地裁判断に関する記者の質問に答えなかった。
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