- 2025/09/10 掲載
バークレイズ、S&P500の年末目標を上方修正 3カ月で2度目
予想を上回る企業業績、底堅い米経済成長、人工知能(AI)への楽観的な見方を理由に挙げている。
シティグループやHSBCなども同指数の目標を引き上げている。
バークレイズのストラテジストは「企業業績は堅調で、世界の経済成長は安定している。ただ、米国の労働市場リスクは悪化している」と指摘。
その上で、AIを中心とする成長シナリオ、目先の利下げ、第3・四半期後の良好な季節性が、年末にかけて株式を支援すると述べた。こうした期待は恐らくすでに織り込まれているとも指摘した。
同行は米連邦準備理事会(FRB)が年内に3回の利下げを実施すると予想しており、これが労働市場のリスクを相殺する助けになると述べた。
25年のS&P500の1株利益(EPS)予想は262ドルから268ドルに引き上げた。
26年末の同指数の目標を6700から7000に引き上げ、EPS予想を285ドルから295ドルに引き上げた。
米国のハイテクセクターを「ポジティブ」に格上げした。データセンターへの強い需要などが背景。
米国のヘルスケアセクターは、規制面の不確実性から「ニュートラル」に格下げした。また、素材セクターは、金属と農薬化学品の展望が改善していることから「ニュートラル」に格上げした。
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