- 2025/09/11 掲載
仏ケリング、伊ヴァレンティノの完全買収を2028年以降に延期
間もなく新最高経営責任者(CEO)に就任するルカ・デメオ氏は、95億ユーロ(111億3000万ドル)に上るケリングの重債務削減を目指しており、最初の大きな決断となる。
ヴァレンティノ株を現在30%所有するケリングは2023年、カタールの投資会社メイフーラから残り70%のヴァレンティノ株を取得することで合意。しかし売上高が減少する中、高額の買収は重債務を抱えるケリングの負担となり、市場から厳しい目を向けられていた。
ケリングは直近の年次報告書で、ヴァレンティノの完全買収には40億ユーロ前後を要する見通しだが、金額は変化し得るとしていた。
ケリングによると、メイフーラとの新たな合意により、ヴァレンティノの完全買収は2028、29年に延期され、株主構造は少なくとも28年まで変化しない見通しとなった。
数日前に株主総会でCEO就任を承認されたデメオ氏は9日、「われわれは債務とコストの削減を続けなければならない」と述べた。
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