- 2025/10/01 掲載
NY市場サマリー(30日)株続伸、ドル下落・利回りまちまち
午後の取引では、ドル/円は0.5%下落し147.85円となった。
日銀の金融政策を巡っては、市場は12月の利上げ確率を60%とみている。INGのストラテジストは「政府閉鎖が現実となれば、ドル売り/円買いが広がる可能性がある。ドル/円は2018─19年の閉鎖期間中に1.5%下落した経緯があり、現在は短期的なフェアバリューを1%上回っているためだ」と述べた。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りがまちまちとなった。政府機関の一部閉鎖の可能性に絡む政治的不確実性から、安全資産に資金を逃避させる動きが出ている。
与野党が「つなぎ予算」で合意しない場合、新年度初日の10月1日から一部政府機関が閉鎖されることになる。米労働省は、政府機関が予算切れにより一部閉鎖となった場合、週間失業保険申請件数報告の発表を取りやめるとした。
指標となる10年国債利回りは4.146%と横ばいとなった。
2年債利回りは約3bp低下の3.6%となった。
2年債と10年債の利回り格差は、過去1カ月では縮小しているものの、第3・四半期には約4bp拡大しており、今後数カ月間の利下げ期待の高まりと軌を一にしている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 不安定な値動きとなる中、主要3指数が続伸し、月間と四半期でも上昇した。ただ、投資家は政府機関の一部閉鎖によって主要経済指標の発表が遅れ、米連邦準備理事会(FRB)の政策見通しが不透明になる可能性を警戒している。
主要3指数はFRBの追加利下げに対する期待を背景に、いずれも2四半期連続で上昇。また、S&P総合500種とダウ工業株30種は5カ月連続、ナスダック総合は6カ月連続のプラスとなった。
ヘルスケアが上昇を主導し、ファイザーが6.8%高。トランプ大統領は、同社が関税減免と引き換えに、低所得層向けの公的医療保険「メディケイド」加入者に提供する全ての処方薬の価格を引き下げ、新薬を「国際的な最低価格水準」で販売することで合意したと発表した。
ダウ輸送株は下落。米航空各社は29日、政府機関が一部閉鎖された場合、航空管制官や保安官が無給で働かざるを得なくなるほか、その他の業務も停止するなど航空業界に負担がかかり、運航遅延につながる恐れがあると警告した。サウスウエスト航空は2.6%安、ユナイテッド航空は2.2%安。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米政府機関の一部閉鎖見通しが濃厚となる中、4営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比18.00ドル(0.47%)高の1オンス=3873.20ドルと、前日に続いて史上最高値を更新。月間では10.16%上昇した。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 有力産油国による増産見通しが警戒される中で売られ、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.08ドル(1.70%)安の1バレル=62.37ドル。12月物は1.05ドル安の61.96ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 147.90/147.93
始値 148.02
高値 148.09
安値 147.66
ユーロ/ドル NY終値 1.1733/1.1734
始値 1.1745
高値 1.1761
安値 1.1717
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 100*09.50 4.7310%
前営業日終値 100*23.50 4.7040%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*24.50 4.1542%
前営業日終値 100*28.00 4.1410%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*14.75 3.7443%
前営業日終値 99*15.25 3.7410%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.88 3.6165%
前営業日終値 99*23.88 3.6330%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 46397.89 +81.82 +0.18
前営業日終値 46316.07
ナスダック総合 22660.01 +68.86 +0.31
前営業日終値 22591.15
S&P総合500種 6688.46 +27.25 +0.41
前営業日終値 6661.21
COMEX金 12月限 3873.2 +18.0
前営業日終値 3855.2
COMEX銀 12月限 4664.0 ‐37.6
前営業日終値 4701.6
北海ブレント 11月限 67.02 ‐0.95
前営業日終値 67.97
米WTI先物 11月限 62.37 ‐1.08
前営業日終値 63.45
CRB商品指数 300.5995 ‐1.9917
前営業日終値 302.5912
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