• 2025/10/03 掲載

世界インフレ動向はまちまち、関税の影響にばらつき=IMF報道官

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
David Lawder

[ワシントン 2日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)の広報担当者のジュリー・コザック氏は2日、世界的なインフレ動向はまちまちな様相を呈しているとの認識を示した。米国など関税を引き上げた国の企業がこれまでのところ関税による価格上昇分の大半を吸収している一方で、中国など主要輸出国では需要が依然として抑制されているとした。

コザック氏は定例記者会見で、関税を巡る不確実性に直面する中、世界経済は耐性を示しており、「今年前半の世界経済成長は安定を維持したと見ている」と指摘。ただ、「現在、世界的に減速の兆候が見え始めている」と述べた。

関税措置の一部が値上げという形で転嫁され、米国ではコアインフレ率が押し上げられているほか、英国、オーストラリア、インドでは総合インフレ率の上昇が加速している一方、中国などのアジア諸国では、関税が輸出需要に与える影響を反映し、インフレ圧力は「非常に抑制されている」とし、「世界的に見るとインフレの状況はややばらつきがある」と述べた。

また、米国では企業が関税の影響をある程度吸収していることが、インフレに与える影響が今のところ比較的限定的である一因となっているとした上で、「この状況が今後どのくらい続くかは疑問だ」と述べた。

IMFは今月14日に最新の世界経済見通しを発表する。また、今月下旬には米ワシントンでIMF・世界銀行の年次総会が開催される。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます