- 2025/10/03 掲載
ヤゲオ、TOB成立へ=対芝浦電子、87%が応募
台湾電子部品大手ヤゲオがセンサー大手の芝浦電子に対して行っているTOB(株式公開買い付け)で、応募が約87%と、TOB成立の下限である50.01%を上回ったことが3日、分かった。TOB成立が確実となった。
ヤゲオが関東財務局に提出した届出書で明らかにした。TOB期限は3日だったが、TOBに反対していた株主にも改めて応募の機会を提供するため、20日まで延長した。
ヤゲオは2月、芝浦電子の同意を得ないままTOBを行うと発表。芝浦電子は反発し、ベアリング大手のミネベアミツミが芝浦電子の要請を受け、友好的な買収者「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として名乗りを上げ、両社とも5月にTOBを開始した。
しかし、ヤゲオが再三、買い付け価格を引き上げたこともあり、ミネベアのTOBは9月に不成立に。芝浦電子もヤゲオのTOBに対する意見を「留保」から「賛同」に変更していた。
【時事通信社】 〔写真説明〕芝浦電子の看板
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