- 2025/10/04 掲載
シカゴ連銀総裁、利下げの過度の前倒しに慎重姿勢 インフレ懸念で=報道
グールズビー総裁はCNBCに対し、最近のデータは、サービス価格の上昇と雇用創出の弱含みの双方を示していると指摘。FRBは「二大責務双方の悪化に同時にさらされている」とし、「幾分厄介な状況」にあると語った。
さらに「インフレが一過性のものになりそうであればで、雇用の責務が主要となるだろう。しかし、インフレの上昇、とりわけサービスインフレの上昇は、関税によるものではない可能性がある」とし、「前倒しで過度な利下げを実施しながら、インフレが落ち着くのを期待することに少々警戒している」と述べた。
シカゴ連銀が今週公表した失業率を推計するモデルによると、9月の米失業率は4.3%と、横ばいで推移しているもようで、グールズビー総裁は「労働市場はこれまでのところ、かなり安定しているようだ」という認識を示した。ただ、政府機関の一部閉鎖により公式統計が発表されない状態が長引くほど、経済の現状は見えにくくなるとの懸念も示した。
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