- 2025/10/06 掲載
豊田織機、トヨタグループによるTOB開始が26年2月以降に延期見込み
[東京 6日 ロイター] - トヨタ自動車の源流企業である豊田自動織機は6日、トヨタグループによる株式公開買い付け(TOB)の開始時期が2026年2月以降になる見込みと発表した。従来は25年12月上旬をめどに開始を目指していたが、各国の当局承認に時間がかかっており、TOBの開始を延期する。
豊田織機のTOBを巡っては現在、実施に向けて国内外の競争法令等に基づく必要な手続きを進めている。現時点でオーストラリア、カナダ、イスラエル、南アフリカの競争法令等上の当局承認を取得済みだが、それ以外の日本を含む各国における当局の承認が済んでおらず、全て完了するのは26年1月中旬以降となる見込み。これに伴い、TOBの実施が同年2月以降となる見通し。
豊田織機は6月3日、トヨタグループによる買収提案を受け入れ、株式を非公開化すると発表。トヨタ不動産とトヨタ自の豊田章男会長が新設する持ち株会社が、傘下の公開買付者を通じて約3兆6899億円で豊田織株75.34%を買い付ける。買付価格は1株当たり1万6300円。
トヨタ自はTOBに応募せず、株式非公開化後に、保有する全株24.66%を豊田織に売却する。売却価格は1株1万3416円で、取得総額は9941億円。TOBと合わせると株式買付総額は約4兆7000億円となる。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR