- 2025/10/17 掲載
東京株、695円安=米地銀不安、円は149円台に上昇
17日の東京株式市場は、米地方銀行の信用不安を受けた投資家心理の悪化で、利益確定の売りが加速した。日経平均株価の終値は前日比695円59銭安の4万7582円15銭と、3日ぶりに反落。前日までの2日間で1400円超上昇しており、売りが出やすい環境だったことも影響した。
16日の米市場で、融資先の不正行為に関連した損失計上など地銀の信用問題が浮上。国内政局を巡り、日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)が自民党との協議で国会議員の定数削減を求めていると伝わると、「連立協議が難航するとの見方も売りにつながった」(国内証券)という。
一方、17日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=149円台前半と、約2週間ぶりの円高水準となった。米地銀問題や複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官が追加利下げの必要性に言及したことなどから、米長期金利が低下。日米の金利差縮小が意識され、円買い・ドル売りが強まった。午後5時現在は149円69~71銭と前日比1円53銭の円高・ドル安。
【時事通信社】
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