アスクル、ランサムウエアで受注・出荷業務停止　無印良品にも影響

［東京　２０日　ロイター］ - アスクルは１９日、ウェブサイトでランサムウエア感染によるシステム障害が発生し、受注・出荷業務を停止していると発表した。アスクルの子会社に配送を一部委託する良品計画も影響を受け、１９日夜から「無印良品」のオンラインストアを停止した。

アスクルは、個人情報や顧客データの外部流出を含む影響の範囲について調査を進めているという。良品計画の広報はロイターの取材に対し、復旧のめどなどを含め現在調査中とした。

アスクルの子会社、アルファパーチェスは２０日、同社の情報システムと受発注に影響はないが、アスクルからの仕入れに影響が生じる恐れがあると発表した。同社の売上高の１２％強を占めるアスクル向けの売り上げにも影響を及ぼす恐れがあるとしている。