印ＲＢＬ銀行の株価5年ぶり高値、エミレーツＮＢＤが30億ドル出資

[２０日 ロイター] - インドのＲＢＬ銀行の株価が２０日、５年ぶりの高値に急騰した。アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイを拠点とするエミレーツＮＢＤが同行への３０億ドルの出資を発表したことを受けた。

規制が緩和される中、この取引によりインドの銀行セクターに対する外国人投資家の関心が高まると投資家はみている。

エミレーツＮＢＤは優先株発行を通じてＲＢＬ銀行の株式６０％を１株２８０ルピーで取得する。ＲＢＬ銀行が１８日に発表した。１７日終値と比べて６．５％ディスカウントされた水準となる。

同行の経営陣は１９日、一般からの株式公開買付けが優先株発行に先立ち行われると発表した。

ＣＬＳＡのアナリストは、この取引はインドの金融サービス企業にとって「画期的な取引だ」とし、投資の恩恵が長期にわたって表れるとの見方を示した。

シティバンクのアナリストは、この取引はより広いセクターにとっても前向きな動きであり、インドの銀行に対する外国からの関心の高まりを示すものだと述べた。

ＲＢＬの株価は９％超高の３２６．６５ルピーで引けた。２０２０年２月以来の高値となる。

ＤＣＢ銀行やサウス・インディアン・バンクなど他の中小規模民間金融機関も買われた。