ＮＹ外為市場＝円が1週間ぶり安値、高市氏の首相選出受け

［ニューヨーク／ロンドン　２１日　ロイター］ - 午前のニューヨーク外為市場では、円が１週間ぶりの安値に下落した。強硬保守派の高市早苗氏が日本の首相に選出されたことを受けた。トレーダーらは、高市政権が財政出動を拡大し、金利見通しが不透明になる可能性があると見ている。

円は対ドル で０．５７％安の１５１．６２円。一時、１０月１４日以来の安値を付け、下落幅は２週間ぶりの大幅なものとなった。対ユーロ、対英ポンドでも下落した。

円安を受けてドル指数は６日ぶりの高値に上昇。直近では０．２４５％高の９８．８５５で推移している。

２１日午後、自民党の高市早苗総裁が衆参両院の指名選挙で第１０４代首相に選出された。