日産、太陽光で走る軽ＥＶ＝試作車を開発、駐車時にパネル拡張

日産自動車は２２日、今月末に開幕するジャパンモビリティショーで、太陽光発電で充電できる軽乗用車型の電気自動車（ＥＶ）の試作車を展示すると発表した。軽ＥＶ「サクラ」の屋根に太陽光パネルを設置。駐車時には、可動型パネルを前方に引き出し、発電能力を１．６倍以上に増強する仕組み。商品化に向け、課題を洗い出したい考えだ。

太陽光で年間最大３０００キロ走行できる発電ができれば、通勤や買い物など近距離利用中心のユーザーは、外部からの充電がほぼ不要になるという。先行車両開発部の井上潤一さんは「ガソリンも充電の手間も必要ない車を造りたい」と意気込んでいる。

【時事通信社】 〔写真説明〕日産自動車の太陽光で走る軽電気自動車（ＥＶ）の試作車＝１５日午後、神奈川県横須賀市 〔写真説明〕日産自動車の太陽光で走る軽電気自動車（ＥＶ）の試作車と開発を担当する同社の井上潤一さん＝１５日、神奈川県横須賀市