- 2025/10/22 掲載
日経平均は小反落、TOPIX最高値 高市政権の経済対策に期待
ロイターは22日午後、物価高対策に加え、成長投資や安全保障を含む3本柱とする高市早苗政権の経済対策を報じた。対策規模は定まっていないが、石破茂前政権が昨年編成した13.9兆円を上回る可能性がある。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジストは「高市政権の発足で市場の雰囲気が変わった。長期の機関投資家が、高市首相の成長戦略を期待した買いを入れている」と話す。
日経平均は64円安と小幅に反落して寄り付いた後、702円安の4万8613円70銭で安値を付けた。その後は急速に切り返し、後場ではプラス圏に浮上、142円高の4万9458円28銭で高値をつけた。
TOPIXは0.52%高の3266.43ポイントで取引を終え、史上最高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.52%高の1681.71ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆1076億9900万円だった。
東証33業種では、値上がりは輸送用機器、建設、繊維製品、小売りなど26業種、値下がりは情報・通信、非鉄金属、銀行など7業種だった。
主力株では、ソフトバンクグループが5%弱となったほか、SCREENホールディングス、アドバンテストなどの半導体関連株がさえなかった。米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)の第4・四半期の売上高および1株利益見通しが市場予想を下回り、売りが波及した。
住友金属鉱山は7%超安で東証プライム市場の値下がり率トップとなった。金価格の急落が嫌気された。
半面、ファーストリテイリング、トヨタ自動車はしっかり。イオンは上場来高値更新となった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.62%高の742.14ポイントと反発した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1267銘柄(78%)、値下がりは303銘柄(18%)、変わらずは45銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 49307.79 -8.27 49252.03 48,613.70─49,458.28
TOPIX 3266.43 +16.93 3252.52 3,239.88─3,274.94
プライム市場指数 1681.71 +8.70 1674.49 1,668.06─1,686.03
スタンダード市場指数 1482.99 +12.74 1472.83 1,471.19─1,484.22
グロース市場指数 964.70 +14.94 952.09 950.41─966.29
グロース250指数 742.14 +11.86 732.23 730.69─743.55
東証出来高(万株) 233733 東証売買代金 61076.99
(億円)
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