- 2025/10/22 掲載
クボタ、新社長に花田氏=北尾氏は会長に―来年1月
農機大手のクボタは22日、花田晋吾副社長(61)が社長に昇格する人事を発表した。北尾裕一社長(69)は代表権のある会長となる。来年1月1日付。来年からの次期中期経営計画を見据え、新たな経営体制で臨む。
両氏は22日、大阪市内で記者会見した。北尾氏は2020年に社長に就任。19年12月期は1.9兆円だった連結売上高が24年12月期に3兆円を超えたことなどを挙げ、「将来の成長に向けた経営基盤を確立できた」と振り返った。花田氏は「経営姿勢を真摯(しんし)に受け継ぎ、次のステージにつなげたい」と抱負を語った。花田氏は海外営業分野が長く、同社では初の営業部門出身の社長となる。
トラクターなどを輸出する北米市場では、米トランプ政権による高関税政策の影響が避けられない。今期は減収を見込む。花田氏は「逆風が吹いているのは確か」と認めた上で、「価格転嫁や(生産の)現地化などを中期的には検討しないといけない」と語った。
花田
晋吾氏(はなだ・しんご)東北大法卒。89年久保田鉄工(現クボタ)入社。23年常務、専務を経て、25年1月副社長。神奈川県真鶴町出身。
【時事通信社】 〔写真説明〕クボタの次期社長に決まり、記者会見で抱負を語る花田晋吾氏=22日午後、大阪市北区 〔写真説明〕記者会見を終え、笑顔で握手するクボタの北尾裕一社長(左)と花田晋吾次期社長=22日午後、大阪市北区
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