- 2025/10/23 掲載
ノキア、第3四半期営業利益が予想上回る AIとクラウド事業が好調
[23日 ロイター] - フィンランドの通信機器メーカー、ノキアが23日発表した第3・四半期(7─9月)決算は、光通信機器メーカーのインフィネラを買収を受けた同機器やクラウド関連の需要が寄与し、利益が市場予想を大きく上回った。
比較可能なベースの営業利益は4億3500万ユーロ(5億0700万ドル)。LSEGが集計したアナリスト予想は3億4200万ユーロだった。
連結純売上高は12%増の48億3000万ユーロ。アナリスト予想の46億ユーロを上回った。光通信機器とクラウドサービスが好調だった。
人工知能(AI)およびクラウドの顧客は連結純売上高の6%、ネットワークインフラの売上高の14%を占めた。光通信部門は為替変動の影響を除いたベースで19%増収だった。
ノキアは、今も携帯電話通信事業が中核事業だが、AI分野にも投資しており、インフィネラ買収もその一環。
ジャスティン・ホタード最高経営責任者(CEO)はメディアとの電話会議で「AIとデータセンターの需要は引き続き堅調で、拡大基調にある」と述べた。
ノキアは7月、米関税や市場減速、ドル安を理由に通期営業利益予想を下方修正していた。今回、ベンチャーファンドの会計処理方法の変更に関連して17億─22億ユーロとし、予想の上限を21億ユーロから若干上方修正した。
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