東京ガス、アラスカＬＮＧ調達検討＝年１００万トン、「関心表明」

東京ガスは２４日、トランプ米大統領が開発に意欲を示すアラスカ州での液化天然ガス（ＬＮＧ）開発計画について、「関心表明書」を締結したと発表した。計画を主導する米グレンファーン子会社との間で結び、開発動向の情報を収集しながら、年１００万トンのＬＮＧを２０３０年ごろから調達することを検討する。

関心表明書の締結は、調達の可能性を検討する初期段階の手続きで、法的拘束力はない。同計画への日本企業の参加は、日米関税交渉で主要な議題となっていた。合意を受けて日米が公表した共同声明では、「ＬＮＧに関する新たなアラスカでの買い取り契約を追求する」と明記した。

【時事通信社】 〔写真説明〕東京ガスの基地に到着する米国産ＬＮＧ（液化天然ガス）を積んだタンカー＝２０１８年５月、横浜市