- 2025/11/18 掲載
仏、企業から92億ユーロの新規投資を獲得
[パリ 17日 ロイター] - フランス財務省は17日、投資誘致を目的とする会合「チューズ・フランス」で、企業がフランスでの総額92億ユーロ(107億ドル)の新規投資を約束したと発表した。これで過去1年間のフランスでの企業投資は150件、総額304億ユーロに達した。
フランスは政治的混乱に揺れているものの、主要なビジネス拠点であることを示そうと動いている。今回は人工知能(AI)向けインフラを手がける企業が最大の投資額を表明したほか、エネルギーや医療、農業食品分野のフランス企業も名乗りを上げた。
財務省によると、投資額で最大となったのはフランス電力公社(EDF)と、通信会社イリアドとインフラビア・キャピタル・パートナーズの合弁会社オプコアが独占交渉に乗り出した40億ユーロ規模のハイパースケールデータセンター開発。他にスーパーコンピューティング企業エクラリオンが25億ユーロ、AIクラウドプロバイダーのセステルスが15億ユーロ、商用不動産会社アルタレアがデータセンター向けに数十億ユーロをそれぞれ投資すると約束した。
フランスの2025年第3・四半期の国内総生産(GDP)は前期比で0.5%増え、増加率は市場予想を上回った。伸び率はドイツやイタリアを上回り、輸出が大幅に増えたことや、企業投資の増加がけん引した。
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