- 2026/01/11 掲載
国内拠点、3分の2に集約=傘下2社合併でコスト削減―MS&AD社長
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの船曳真一郎社長は10日までにインタビューに応じ、国内拠点の統合・集約を進める方針を明らかにした。傘下の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険の合併が2027年4月に控える中、「ある程度は統合しないとコスト削減につながらない」と説明。現在、全国に約360ある拠点を、合併時点で3分の2に当たる約240に集約する考えを示した。
合併に合わせ、持ち株会社の社名を海外での知名度を考慮した「三井住友海上グループ」に変更する。政策保有株式の売却完了後も増配基調を維持できる水準として、30年度に株主還元のベースとなる利益で7000億円を目指す。
船曳氏は「(規模が大きくなれば)新たな補償やサービスも提供できるようになる」と目標達成に意欲を示した。拠点統合に加え、早期退職支援制度などを導入しコスト削減も徹底する構えだ。
近年、損保業界では保険金の不正請求や企業向け保険の価格調整問題といった不祥事が相次ぎ、金融庁は保険業法や監督指針の改正を進めている。船曳氏は「顧客本位のビジネスモデルを再構築していかないといけない」と述べ、引き続き信頼回復に力を入れる考えを強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じるMS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)の船曳真一郎社長=2025年12月、東京都千代田区 〔写真説明〕インタビューに応じるMS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)の船曳真一郎社長=2025年12月、東京都千代田区
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