- 2026/01/14 掲載
世銀、26年世界成長率2.6%に上方修正 持続性に警鐘も
25年GDP伸び率は前回から0.4%引き上げ2.7%とし、27年は2.7%となると予測。
関税措置による貿易の混乱にもかかわらず、米国が予想以上の成長を示していることが上方修正の約3分の2の要因を占めると説明した。米成長率は25年が2.1%、26年は2.2%にそれぞれ上方修正した。関税回避のための輸入急増が25年初めの米国経済の成長を抑制したが、26年は減税措置による押し上げ効果や投資が、関税措置に伴う投資や消費への影響を和らげると見込んだ。
10年間での世界経済の成長率を比較すると、20年代は1960年代以降で最も低くなり、新興・途上国の経済停滞や失業増を回避するには低すぎると指摘した。
世銀のチーフエコノミスト、インダーミット・ギル氏は声明で「世界経済は年々、成長力が低下しているように見える」とした上で、「経済の活力や回復力は、財政や信用市場を損なわずには持続しない」と指摘した。
新興・途上国の25年成長率は4.2%、26年に4.0%と減速する見通しだが、前回予測からそれぞれ0.3%ポイント、0.2%ポイント上方修正した。中国を除くと、25年と26年はいずれも3.7%と見込んだ。
中国の25年成長率は4.9%で、26年は4.4%。財政刺激策や米国以外の市場向け輸出増により、従来予測から0.4%ポイントいずれも上方修正した。
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