- 2026/01/16 掲載
アジア株、12月は海外勢が売り越し 株価水準警戒が重荷
[16日 ロイター] - 海外投資家は12月、アジア株式を売り越した。ハイテク株を中心に株価水準の高さへの警戒感が根強かったほか、年末の利益確定売りも出た。
ただ、売り越し額は11月から大幅に縮小し、投資家心理の一部回復を示唆した。
LSEGのデータによると、海外勢は12月、インド、台湾、韓国、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンの株式を合計で12億2000万ドル売り越した。11月の221億ドルの大幅売り越しから急減した。
台湾株は19億ドルの売り越しとなり、3カ月連続で海外資金が流出した。
HSBCでアジア太平洋地域の株式戦略責任者を務めるヘラルド・ファンデルリンデ氏は「AI関連株の急騰を受け、特に韓国や台湾では市場の過密感が強まり、バリュエーションも割高になっている。投資家にとっては分散を進めるのが賢明かもしれない」と指摘した。
インド株は25億2000万ドルの売り越しとなり、3カ月ぶりの大きさとなった。消費の鈍化に加え、米印貿易協定の進展が見られないことへの懸念が重荷となった。
フィリピン株も2億1000万ドルの売り越しとなった。
一方、韓国株には24億1000万ドル、インドネシア株には7億3200万ドル、タイ株には1億9600万ドル、ベトナム株には6300万ドルの海外資金が流入した。
BNPパリバでアジア太平洋地域の株式・デリバティブ戦略責任者を務めるジェイソン・ルイ氏は、メモリー価格やストレージ価格の急上昇を背景に、関連分野で高い世界シェアを持つ韓国企業への投資が増えたと説明した
12月の売り越しを含めると、海外勢はアジアの株式市場で昨年、494億ドルの売り越しとなった。2022年の586億ドル以来の高水準。米国の関税政策を巡る不透明感が投資家心理を圧迫した。
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