- 2026/01/30 掲載
カナダ11月貿易赤字急拡大、輸出が大幅減
[オタワ 29日 ロイター] - カナダ統計局が29日発表した2025年11月の貿易収支は22億カナダドル(16億2000万米ドル)の赤字で、赤字幅は10月の3億9500万カナダドルから急拡大した。
11月の輸出が大幅に落ち込んだことが響いた。特に未加工の金を含む金属類と非金属素材が24.4%、自動車・自動車部品が11.6%それぞれ減少したのが目立った。
地域別では対米貿易収支が66億カナダドルの黒字で、黒字幅が10月の52億カナダドルを上回った。輸入(5.4%減)に比べて輸出(1.8%減)の落ち込みが小さかったため。
一方でトランプ米政権との貿易摩擦を背景に、カナダの輸出全体に占める米国向けの比率は68%強と、前年同月の76%から低下した。
カナダ輸出開発公社のチーフエコノミスト、スチュアート・バーグマン氏は、今後も対米輸出が縮小の一途をたどり、輸出企業は新たな市場を探すことになるとの見通しを示した。
ただバーグマン氏は、カナダの輸出は依然として米国、英国、欧州連合(EU)、中国向けが全体の約90%と特定地域に集中しており、さらなる多様化が求められると警告した。
米国以外の地域に対する11月の輸入は7.8%増加した半面、輸出が4.9%減少。貿易赤字は88億カナダドルとなり、10月の56億カナダドルを上回った。
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