- 2026/01/30 掲載
野村HD、10-12月期純利益は一時費用で10%減 投資銀行はじめ4部門好調
Miho Uranaka
[東京 30日 ロイター] - 野村ホールディングスが30日に発表した2025年10-12月期(第3・四半期)の純利益(米国基準)は、前年同期比10%減の916億円だった。買収に伴う一時費用の計上などに伴い減益となったが、主要4部門の税前利益は1429億円で、2007年4-6月期以来18年半ぶりの高水準だった。
国内リテール営業を担うウェルス・マネジメント部門は、好調だった前四半期をさらに上回った。ストック収入・フロー収入ともに過去最高を更新。法人向けのホールセール部門では株式関連のデリバティブが好調だったほか、投資銀行部門が全地域で増収となり、過去最高収益を計上した。
マッコーリー・グループのパブリック・アセットマネジメント事業の買収完了などに伴い、約130億円の一時的な費用が発生したものの、会見した森内博之財務統括責任者(CFO)は、「4セグメントの稼ぐ力が非常によく出た四半期だった」と評した。
同社はまた、発行済み株式の3.2%に当たる1億株・600億円を上限に自社株買いを決議したと発表した。取得期間は2月17日から9月30日。同2.4%に当たる7500万株の自社株消却も3月2日に行う。
足元では、円債の長期金利が振れ幅を伴いながら上昇している。これについて、森内氏は投資銀行業務に関し、「パイプラインなどに大きな影響が出ているという認識はない」と述べた。
一方、トレーディングなどのグローバル・マーケッツについては、「金利プロダクトでは、顧客の動きがややスローになっているところはある」と指摘。ただ、エクイティ関連が好調なことから、全体への影響は軽微にとどまるとの見方を示した。
野村HDは通期予想を開示していない。IBESがまとめたアナリスト6人による通期連結純利益の予想平均値は3687億円だった。
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