- 2026/01/30 掲載
次期FRB議長にウォーシュ氏=元理事、独立性維持が焦点―米大統領
【ワシントン時事】トランプ米大統領は30日、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に元理事のケビン・ウォーシュ氏(55)を指名すると発表した。トランプ氏はFRBに大幅利下げを執拗(しつよう)に求めており、金融政策の独立性を維持できるかが最大の焦点。就任には上院の承認が必要となる。
FRBは米国の中央銀行で、基軸通貨ドルの「番人」。その政策運営は、為替をはじめとする国際金融市場や、世界経済に大きな影響を及ぼすため、議長の一挙手一投足に対する市場の注目度は極めて高い。
トランプ氏は「ケビンは長く知っている」と指摘。「偉大なFRB議長の一人として名を残すのは間違いなく、最高の議長になるかもしれない」と強調した。
今年5月に任期を迎えるパウエル現議長に対し、トランプ氏は利下げ判断が「遅過ぎる」と繰り返し批判。解任すらちらつかせ、圧力をかけていた。FRB本部改修工事の議会証言を巡り、米司法省はパウエル氏の刑事捜査に着手した。
こうした中、トランプ氏は忠誠心を重視し、自らの「側近」であるホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長を次期議長に指名するとの見方が一時、有力視された。ただ、ハセット氏ではトランプ氏に近過ぎ、FRBの信認が保てないとの懸念が浮上。トランプ氏はハセット氏に関し、「今の職にとどまってほしい」と述べていた。
ウォーシュ氏はトランプ氏の1期目にもFRB議長候補として名前が挙がった。当時、トランプ氏はパウエル氏を議長に指名。今では「間違いだった」と話している。ウォーシュ氏はFRB理事時代、2008年のリーマン・ショック時にバーナンキ議長(当時)の片腕として対応するなど、能力の高さで定評がある。
【時事通信社】 〔写真説明〕ウォーシュ元米連邦準備制度理事会(FRB)理事=2025年7月8日、米アイダホ州(ロイター時事)
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