• 2026/02/09 掲載

中国半導体モンタージュ、香港上場初日に64%上昇 AI向け需要で買い

ロイター

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Donny Kwok Yantoultra Ngui

[香港/シンガポール 9日 ロイター] - 中国の半導体大手モンタージュ・テクノロジーが9日、香港株式市場に新規上場し、公開価格を64%上回った。

同社はメモリーインターコネクト(相互接続)用チップで世界最大手。今回の株式公開では70億4000万香港ドル(約9億ドル)を調達した。調達した資金は主に研究開発に充てる。

同社はデータセンター向けに、人工知能(AI)ネットワーク内のプロセッサーとメモリー間でデータを高速転送するためのメモリーインターフェース・チップを製造している。

初値は168香港ドル。公開価格は106.89香港ドルだった。午後の取引では一時176香港ドルまで上昇し、175香港ドルで取引を終えた。朝方の出来高は上位10位に入った。

同社は上海市場にも上場している。

株式公開では、個人投資家向けの倍率が700倍超、機関投資家向けが37倍超となった。

JPモルガン・アセット・マネジメントやUBSアセット・マネジメント、ユンフェン・キャピタルなど、17のコーナーストーン投資家が計4億5000万ドルの出資を確約した。

同社は2004年の創業。メモリーインターコネクト用チップの世界最大手で、調査会社フロスト&サリバンによると、24年の売上高ベースの世界シェアは36.8%。

25年1─9月期の売上高は前年同期比58%増の41億元(約5億9100万ドル)。純利益は64%増の16億元。

ニューヨーク大学ロースクールの客員教授で、中国の政府系ファンドである中国投資有限責任公司(CIC)の北米責任者を務めたウィンストン・マー氏は、米エヌビディア製など先端半導体へのアクセスを制限する米国の制裁が、中国国内の半導体・バリューチェーンへの資本投入や政策支援を加速させていると指摘した。モンタージュのような「ミドルウエア」型チップ設計企業もその恩恵を受けているという。

マー氏は「世界的な有力コーナーストーン投資家が名を連ねていることは、中国のAI関連IPOが再び香港市場に機関投資家を呼び戻していることを示している」と述べた。

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