• 2026/08/13 13:20 掲載

グーグル、腕時計で呼吸異常をAI検知──Pixel Watch 5投入

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米グーグルは8月12日(現地時間)、スマートウオッチ「Pixel Watch 5」を発表した。新機種の投入に合わせ、Google Healthで血圧とインスリン抵抗性の長期的な傾向を追跡する機能を9月から提供する。呼吸の緊急事態を検知する機能も追加し、ウェアラブルによる健康管理を拡充する。
 グーグルが発表した健康関連機能のうち、新しい「Breathing Emergency Detection」は、PPG(光電式容積脈波)センサーや加速度センサー、気圧センサーなどのデータをAIで解析する。血中酸素飽和度の持続的な低下を検知し、利用者が反応しない場合には緊急サービスへの連絡や位置情報の共有につなげる仕組みだ。薬物中毒や事故、重度の肺炎、窒息などを想定しているという。

画像
【図版付き記事はこちら】
薬物中毒や事故、重度の肺炎、窒息などの異常を想定している
(画像:本文をもとに生成AIで作成)

 ただ、この機能は米食品医薬品局(FDA)の承認・認可を得ておらず、まず一部の欧州市場で提供する。既存の呼吸器疾患がある人向けではなく、病気の診断や治療を目的とした機能でもない。Pixel Watch 5だけでなく、Pixel Watch 4にも提供する。

 さらにグーグルは9月、Google Healthアプリで血圧とインスリン抵抗性の「傾向」を追跡する機能を提供する。対象はPixel Watch 3、4、5とFitbit Air。いずれもFDAの承認・認可を受けた診断機能ではなく、グーグルも診断や治療への利用を推奨していない。

 インスリン抵抗性は、インスリンが体内で効きにくくなる状態で、2型糖尿病の重要な前段階とされる。グーグルなどの研究チームは3月、米国の1165人を対象にした研究を英科学誌ネイチャーに発表。ウェアラブル端末の時系列データや血液バイオマーカーなどを組み合わせ、インスリン抵抗性を予測する手法を報告した。

 Pixel Watch 5は予約受け付けを開始し、8月20日に発売する。健康関連では新機能のほか、睡眠中の血中酸素濃度の変化をみる「Sleep Breathing Quality」なども追加する。

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