• 2026/02/12 掲載

日本車やドイツ車など、中国経由でロシアに流入 制裁を回避

ロイター

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[12日 ロイター] - ロイターが確認したロシア調査会社オートスタットの登録データと、取引に関与する5人への取材によると、ウクライナ戦争に伴う制裁を回避する形で数万台の自動車が中国からロシアへ輸出されていることが分かった。

ロシアのディーラーが中国の仲介業者を通じて注文できる非公式ネットワークが一部で機能しており、トヨタ車やマツダ車からドイツの高級車に至るまで、こうした取引は依然として活発だという。

データと関係者によれば、大半は中国で製造されている(多くの国際ブランドが現地パートナーと車両を生産)か、他国で製造後に中国経由で輸送されている。増えているのは走行距離がほぼゼロの「中古」車。これはディーラーや貿易業者が中国国内で販売済みとして登録した新車を中古車として再分類し輸出する手法で、輸出が容易になるという。

メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンなど制裁を課している地域の自動車メーカー各社は、ロシアへの販売を禁止しており、ディーラーとの研修や契約条項を通じて、無許可輸出の防止に最善を尽くしていると表明しつつ、潜在的な違反を調査することの困難さも強調。メルセデスは、こうした調査は「時間がかかり複雑」であり、第三者の支援が必要だと述べた。

オートスタットのデータによると、ロシア人は昨年、中国ブランドを除く外国ブランドの中でトヨタ車を最も多く購入。ただ、トヨタ自動車は声明で、2022年にロシア向け輸出は停止したと説明。オートスタットのデータには言及せず、「ロシアへ新車を輸出していない」と述べた。

マツダも同様の声明を出し、ロシアで販売されたマツダの新車は「マツダの管理外の第三者を通じて転売されたもの」と付け加えた。

ドイツ経済省は、税関当局が制裁違反を定期的に調査し、他の欧州連合(EU)諸国の当局と連携して措置を実施していると述べた。

日本の経済産業省は、自動車メーカー、輸出業者、ディーラーは制裁ルールの制約を受けているとする一方、中国とロシア間の日本車取引についてはコメントを控えた。

中国商務省とロシア産業貿易省はコメント要請に応じなかった。両国は一方的な制裁に反対し、違法と見なす立場を表明している。

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