• 2026/02/13 掲載

日産・メルセデスのメキシコ工場、買い手最終候補にBYDと吉利=関係者

ロイター

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Emily Green

[12日 ロイター] - 日産自動車とドイツのメルセデスが合弁でメキシコに設立した工場の売却を巡り、中国自動車大手の吉利汽車とBYD(比亜迪)が買い手の最終候補に残っている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者の話では、当初9社が買収に関心を表明し、この中には他の中国メーカーも含まれていたが、結局は吉利、BYDとベトナムのビンファストの3社に絞り込まれた。

メキシコの自動車産業は過去数十年にわたり、米国や欧州、日本のメーカーが対米輸出の拠点を展開する形で圧倒的な存在感を示してきたが、中国勢の進出で構図が塗り替えられる可能性もある。

トランプ米政権の関税に痛めつけられているメキシコにとって、中国からの投資は雇用創出の面で歓迎すべき事態だ。ただ、メキシコで中国車が生産されるようになれば、米国の反発を買って7月に予定されている米国・メキシコ・カナダ貿易協定(USMCA)改定協議にも影響を及ぼしかねず、難しい対応を迫られている。

米国は中国ブランド車の販売を事実上禁止しており、トランプ大統領はメキシコが中国に対して米国市場への「裏口」を提供しているとの非難を続けてきた。

一方吉利とBYDによるメキシコ進出意欲は、中国自動車メーカーが世界全体で大きく事業展開をしている状況を浮き彫りにしている。

2020年以降の販売台数はBYDが10倍、吉利も2倍に膨らみ、25年の両社の販売台数は400万台強とフォード・モーターに匹敵する。

オートフォーキャスト・ソリューションズの試算によると、BYDや吉利を含む中国メーカーにとってメキシコは主要な輸出市場の1つで、20年にゼロだった合計シェアは25年に約10%まで拡大した。

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