• 2026/02/20 掲載

FRB調査巡るハセット氏の批判、独立性に対する新たな脅威=ミネアポリス連銀総裁

ロイター

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[ワシントン 19日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は19日、米ホワイトハウス国家経済会議(NEC)のハセット委員長がニューヨーク(NY)連銀の報告書を巡り関係者の処分を求めたことは、米連邦準備理事会(FRB)の独立性を損なう新たな動きだと述べた。

ノースダコタ州で開催された経済イベントでカシュカリ総裁は、司法省によるFRBへの大陪審召喚状発行や、パウエル議長に対する刑事捜査の開始、クック理事の解任問題などを念頭に、「これはFRBの独立性を損なおうとする新たな一歩でしかない。過去1年間、複数の試みがあった」と反発した。

カシュカリ総裁は、トランプ大統領が政策金利を1%まで引き下げるよう要求する中で、「この論争は実際には金融政策に関するものだ」と指摘。「保守派、リベラル派を問わず政治家は、その時々の政治的ニーズを満たす金融政策を望んでいる」と述べ、トランプ大統領がFRBに利下げを求める理由として、政府がより低い利回りで資金を借り入れることと、住宅ローン金利を下げることの両方を挙げた。その上で、FRBはデータと分析に基づいて最善の決定を下すことに尽力しており、他からの「干渉」を避けることを目指しているとも指摘した。

また、「12の地区連銀は全て独立した調査部門を有し、常に経済を研究している。こうしてわれわれは改善し、学びを深めようとしているのだ」と語った。

ハセット委員長は18日、政権の関税措置のコストを国民が主に負担していると分析したNY連銀の報告書を批判し、「この報告書に関わった人々は懲戒処分を受けるべきだ」という認識を示した。報告書の著者には、国際価格と関税の影響に関する複数の研究で協力してきたニューヨーク連銀の研究部門のトップエコノミストとコロンビア大学教授が含まれていた。

労働市場の動向についてカシュカリ総裁は、軟調さはあるものの、依然としておおむね良好な状況にあるとの見方を提示。ただ、企業からの人員配置に関する報告は、労働市場の強さについていくらかの注意を喚起するものだと指摘した。

FRBは二つの責務の双方の目標達成に近づいており、金利はほぼ中立水準に近いとも述べた。

次期FRB議長に指名されたケビン・ウォーシュ氏については、FRB議長にふさわしいとの認識を示した。FRBについて積極的に意見を述べてきた人物であり、今後の議論に期待したいと述べた。

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