- 2026/03/09 掲載
日経平均は大幅反落、イラン情勢の長期化懸念で歴代3位の下げ幅
[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3営業日ぶりに反落し、前営業日比2892円12銭安の5万2728円72銭で取引を終えた。歴代3位の下げ幅を記録した。イラン情勢の長期化への警戒感で世界的にリスクオフの売りが広がり、一時4200円超安となった。売り一巡後は、原油価格の上昇一服などを背景に、下げ幅を縮小した。
日経平均は1012円安で寄り付いた後も下げを強め、心理的節目の5万4000円、5万3000円、5万2000円を相次いで下回り、4213円安の5万1407円66銭で安値を付けた。イラン国営メディアが8日、死亡したハメネイ師の後継となる新たな最高指導者に次男のモジタバ・ハメネイ師が選出されたと報じ、原油価格が100ドル超に急上昇したことなどが嫌気された。
後場は前場終値付近でもみ合った後、徐々に下げ幅を縮小した。主要7カ国(G7)の財務相が9日、国際エネルギー機関(IEA)が調整する緊急石油備蓄の共同放出について協議すると報じられ、原油価格の上昇が一服したことなどが支えとなった。
大和証券の橋詰大輔シニアストラテジストは「親米的な後継者が誕生するとの期待が後退し、イラン情勢の長期化懸念が広がった。原油価格の急騰でスタグフレーション(景気停滞と物価上昇が同時に発生する)懸念が再燃したことも重しとなっている」と分析する。今後は後継者選出に対する米国やイスラエルの反応、原油価格の動向を見極めながらの展開になるという。
TOPIXは3.8%安の3575.84ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比3.81%安の1842.67ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆6756億2300万円だった。
東証33業種では、全業種が値下がり。非鉄金属、ガラス・土石製品、機械、電気機器、電気・ガス、証券などが値下がり率上位となった。
主力株では、アドバンテストが11%超安、ソフトバンクグループが9%超安、東京エレクトロンが6%超下落し、3銘柄で日経平均を1292円程度押し下げた。ファーストリテイリングは3%超下落した。
フジクラは10%近く下落した。米オラクルとオープンAIがテキサス州にある主力の人工知能(AI)向けデータセンターの拡張計画を取りやめたとの報道を受けて、半導体や電線関連が急落した。
半面、ロームは7%超高、ZOZOは2%超高だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.59%安の743.09ポイントと、3日ぶりに反落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが134銘柄(8%)、値下がりは1434銘柄(89%)、変わらずは27銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 52728.72 -2,892.1 54608.63 51,407.66─
2 54,608.63
TOPIX 3575.84 -141.09 3649.48 3,492.76─3
,649.48
プライム市場指数 1842.67 -72.94 1880.64 1,799.97─1
,880.64
スタンダード市場指数 1664.57 -56.01 1691.61 1,635.52─1
,691.61
グロース市場指数 962.46 -33.65 976.82 934.48─976
.82
グロース250指数 743.09 -27.71 755.75 720.50─755
.78
東証出来高(万株) 368477 東証売買代金(億 96756.23
円)
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