• 2026/03/24 掲載

英国債利回りが一転急低下、トランプ氏「イランと対話」発言で

ロイター

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David Milliken

[ロンドン 23日 ロイター] - 英国債は23日の取引で、大幅に上昇していた利回りが急低下(価格は急伸)した。トランプ米大統領がイランの発電所への攻撃を5日間延期する命令を出し、イランと「生産的な対話」を行ったと表明したことで、イラン情勢を巡る警戒感が幾分後退したためだ。

戦闘長期化によって英国はインフレが進み、政府の借り入れも増大するのではないかとの懸念から、過去数日にわたって国債は大きく売られ、23日には指標の10年債利回りが一時5.118%と2008年7月以来の高水準を記録。しかしそれから1時間半足らずで利回りは一気に4.895%まで下がった。

2年債利回りも23日、一時4.712%と2年ぶりの高水準を付けたが、4.296%まで低下する場面があった。

その後、イランは米国との対話を否定し、夕方にかけて英国債利回りの低下幅はやや縮小した。

アバディーンの投資ディレクター、マシュー・アミス氏は、欧州ソブリン債がトランプ氏の発言を好感したと指摘。ただ過去数週間の値下がり分を大幅に取り戻すには言葉だけでなく、ホルムズ海峡を船舶が自由に航行できるなど、目に見える動きが求められると付け加えた。

アミス氏によると、アバディーンは英10年債利回りが20日に節目の5%を超えて以来「恐る恐る」買いを入れているという。

一方、米・イスラエルによるイランへの攻撃開始以降、英10年債利回りの上昇幅は同年限の米国債やドイツ国債の2倍近くに達している。

アクサのグループ・チーフエコノミスト、ジル・モエク氏は、英国は以前に比べて外国人投資家への依存度が高まっていることや、オイルショックによって一段と悪化しそうな根強いインフレへの対処を迫られている点から、他国よりも国債の値動きが低調になっていると分析した。

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