- 2020/07/13 掲載
米半導体アナログ・デバイセズ、同業マキシム買収巡り協議=関係筋
買収が実現すれば、アナログ・デバイセズは自動運転車や次世代通信規格「5G」通信網向けなどの事業強化につながる。両社とも集積回路(IC)を柱としていることから、売り上げやコスト面での相乗効果も期待できる。
マキシムの時価総額は171億ドル。同社株価は3月、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた市場の動揺で大きく値を下げたが、その後50%上昇している。
関係筋によると、両社が協議している案では、マキシムの株主は現金ではなくアナログ・デバイセズの株式を受け取る。株式の交換比率は現時点で確認できていない。
交渉が順調に進めば、早ければ今週中にも合意が発表される可能性があるという。
アナログ・デバイセズの時価総額は459億ドル。輸送から医療、個人向け携帯機器などさまざまな業界向けにセンサーやデータ・コンバーター、アンプ、その他の信号処理製品を提供している。
マキシムは自動車や製造業、エネルギー、通信、医療、コネクテッドデバイス(つながる機器)などの分野で使用されるアナログ半導体の設計、製造を手掛ける。
アナログ・デバイセズは3年前にアナログICの米リニアテクノロジーを158億ドルで買収している。
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