- 2020/08/18 掲載
米アメックス、ソフトバンクG出資のフィンテック企業買収へ
中小企業向けキャッシュマネジメント事業の強化が狙い。カベッジは2009年にオンライン融資企業として創業したが、その後は中小企業向け金融サービスに事業を拡大。ソフトバンク・グループ<9984.T>などの投資家から出資を受けている。
アメックスのグローバル・コマーシャル・サービス部門の責任者、アンナ・マーズ氏はロイターの取材に、アメックスは法人向けカード事業での強みを足場に、中小企業向けの決済、キャッシュフローの技術的ソリューションなど、融資を補完する分野での商品拡大に力を入れていると述べた。
声明によると、今回の買収でアメックスはカベッジのシステムや人材、データを手に入れるが、貸付残高は引き継がない。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中でカベッジは、米政府の中小企業支援策「給与保護プログラム(PPP)」に深くかかわっている。同社は先月、PPPによる融資が22万5000件、約60億ドル相当となり、申請件数で全米第3位になったと明らかにした。
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