- 2020/08/19 掲載
米ウォルマート、5─7月オンライン売上高97%増 過去最大の伸び
米既存店売上高(燃料除く)は9.3%増と、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の5.73%増を上回った。しかし、支援金給付が縮小に向かう中、7月の既存店売上高は4%と伸びは通常の水準に戻っている。
営業利益は8.5%増の61億ドル。調整後の1株利益は1.56ドルで、市場予想の1.25ドルを上回った。
総売上高は約5.6%増の1377億4000万ドル。
従業員へのボーナス支払いなども含めた新型ウイルス感染拡大に関連した費用は15億ドル。経費が拡大したものの、粗利益率は24.9%に上昇し、予想の24.24%を超えた。
今回の結果で、感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)などの措置が緩和された後も、政府の新型ウイルス経済対策が消費の支援になり、小売大手の業績が堅調に推移したことが裏付けられた。
ビッグス最高財務責任者(CFO)は「(新型ウイルス感染拡大による)公衆衛生危機はウォルマートにとって向かい風と追い風の双方を作り出した」と指摘。「第2・四半期は消費者の買いだめ行動のほか、政府の刺激策による消費が追い風となった。ただ将来的な政府刺激策の規模、および継続期間を巡る不確実性は高い」と述べた。
ウォルマートの株価は午前の取引で過去最高値を付けたものの、その後は下落に転じ、終盤の取引では前日終値日0.5%安の134.92ドルとなっている。
*内容を追加しました。
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