- 2020/08/21 掲載
元FRB職員グループ、シェルトン氏のFRB理事指名不承認を上院に要請
上院では銀行委員会が先月、シェルトン氏の指名を13対12ときわどい差ながらも賛成多数で承認。今後本会議において採決が行われる予定だ。
このグループは書簡で、金本位制復活の提唱など異端の経済理論を掲げるシェルトン氏が果たしてFRBに必要かどうか疑わしく、同氏が過去数十年記してきた論文などを読むと、FRB理事にふさわしいとは思えないと指摘した。
さらに「われわれは理事会が多様な考えを持つ人々で構成されている面を高く評価してきたとはいえ、シェルトン氏の見方は非常に極端で、金融政策運営に無用の脱線とみなされる分別のなさに満ちている」と批判した。
本会議の採決では、何人かの共和党穏健派議員の動向が鍵になる可能性がある。承認を拒否するには、少なくとも4人の共和党議員が反対票を投じなければならない。既にスーザン・コリンズ、ミット・ロムニー両議員はシェルトン氏を承認しない意向を示しており、ラマー・アレクサンダー議員は7月下旬、シェルトン氏の「過去の履歴を慎重に検討する」と発言した。
関連コンテンツ
PR
PR
PR