- 2020/09/08 掲載
豪銀行、政府債の購入拡大へ 流動性規則の変更で=国内紙
同紙によると、銀行の流動性に関する規則の変更が計画されており、これについて銀行幹部は金融監督当局である豪健全性規制庁(APRA)と協議を行ってきた。規則の変更は10月の連邦予算発表後に明らかにされる見通し。
主な目的は「国際的な規則に沿って銀行の安定性を強化し、金融面でストレスが生じた際の耐性を確保する」ことだが、「銀行が民間セクターの銀行債券や住宅ローン担保証券を保有する代わりに政府債の購入を拡大する」ことで、政府の借り入れコストを押し下げる狙いもあるという。
オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は1日、銀行に低利で資金を供給するターム物資金調達ファシリティーについて、規模を約2000億豪ドルに拡大するとともに2021年6月末まで延長すると発表した。銀行は0.25%の固定金利で中銀から期間3年の資金を借り入れることができる。[nL4N2FY1IT]
中銀は3月に導入した国債購入プログラムで、これまでに660億豪ドルの国債を買い入れている。
豪国内銀行は新型コロナウイルス危機がオーストラリアを直撃する前から連邦政府債の20%、州政府債の約50%を保有しており、危機の最中にも政府債を大量に買い入れてきた。
豪中銀の広報担当者はロイターの取材に対し、APRAに問い合わせるよう指示。APRAはコメントを控えた。
4大銀行の1つ、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)
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