- 2020/09/14 掲載
中国全国の新築住宅価格、8月は前月比+0.6% 伸び若干加速
前年比では4.8%上昇し、上昇率は7月と同水準だった。
不動産市場は中国の景気回復を主導している。住宅販売・投資は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)解除を受け、ここ数カ月堅調なペースで伸びている。
ただ、当局は住宅市場の投機や過熱への警戒を強めている。規制当局は先月、不動産市場の流動性水準を管理するための規制を導入すると発表。一部の主要都市もここ数週間、値上がりを抑えるため、住宅取得の規制を強化している。
統計局によると、70都市のうち59都市で新築住宅価格が前月から上昇。価格が上昇した都市の数は7月と同じだった。
「三線都市」と呼ばれる都市の上昇率が最も大きかった。深センに近い、広東省の恵州市が前月比1.9%上昇し、8月の伸び率首位となった。
アナリストらは、「金の9月、銀の10月」とされる書き入れ時の数カ月により多くのデベロッパーが販売促進策を打ち出すと予想。上海にある易居研究院の厳躍進氏は「今後は値下げと販促活動がメインテーマになるだろう。われわれは住宅価格の伸び幅が引き続き縮小する可能性を排除しない」と述べた。
*内容を追加しました。
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