- 2020/09/14 掲載
前場の日経平均は続伸、ソフトバンクGが押し上げ
11日の米国株式市場は、情報技術(IT)関連株などに対する買いが衰えたことで、ナスダック総合は小幅安、S&P総合500種はほぼ横ばいで取引を終えた。ダウ工業株30種はプラス圏で引けたものの、週足では3指数そろって2週連続で下落した。
日経平均は前営業日比24円67銭高の2万3431円16銭でスタートした後、米株先物やアジア株が堅調に推移していることなどが支えとなり、上げ幅を拡大。一時175円72銭高の2万3582円21銭となり、9月3日に付けた直近高値(2万3580円51銭=3日)を上回った。
きょうは午後2時から自民党総裁選が行われる。市場では菅義偉官房長官の当選が織り込まれおり、「安倍政権の政策路線が継承されるとの期待が先行しているため、自民総裁選によって後場の相場が大きく動く可能性は低い」(SMBC信託銀行のシニアマーケットアナリスト、山口真弘氏)との指摘があった。「今週はFOMCなどの重要イベントを控えていることもあり、個別材料以外では動きづらい」(同)という。
TOPIXは0.95%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0787億9700万円。東証33業種では、パルプ・紙、非鉄金属、空運業、保険業などの31業種が値上がり。海運業、その他金融業の2業種は値下がりとなった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が大幅続伸し9.47%高。14日朝、傘下の英半導体設計企業アーム・ホールディングスの全株式を半導体大手エヌビディア
東証1部の騰落数は、値上がりが1612銘柄、値下がりが481銘柄、変わらずが78銘柄だった。
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