- 2020/09/28 掲載
米ハイテク株主導で続伸、ダウ週間で4週連続値下がり
ナスダック総合指数<.IXIC>の調整局面入り以降、売りがきつかった銘柄を買い戻す動きが見られる。S&P500も今週、一時的に調整局面入りした。ナスダックは週間で4週ぶりに値上がりに転じた。年初来では22%高。S&P500は年初来で約2%高。
OANDA(ニューヨーク)のシニア市場ストラテジスト、エドワード・モヤ氏は「安値拾いの買いが見られる」とした上で「大型ハイテク銘柄に修正の動きが出ても、投資家はなお米国株を保有したいと考えている。現実として来年、株式相場はさらに上昇すると予想され、ハイテク株が引き続きけん引役となるだろう」と述べた。
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一方、新型コロナウイルス経済対策を巡る不透明感から、投資家の不安も強まっており、投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数)<.VIX>は高止まりしている。この日は7.68%低下。
BMOグローバル・アセット・マネジメント(シカゴ)のポートフォリオマネジャー、マイク・ダウドール氏は「経済は夏にかけて素晴らしい回復を見せていたが、秋に入ってからは、特に景気対策の多くが先細りし始めていることから、わずかながら脆弱さが増している」と述べた。
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ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.30対1の比率で上回った。ナスダックでは2.94対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は88億9000万株。
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