• 2020/10/01 掲載

大手金融機関、接戦の大統領選に備え 市場混乱を警戒

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 大手金融機関は、11月の米大統領選結果の判明が遅れ、選挙後の数日、もしくは数週間、各国の株式や債券市場が混乱するリスクを意識し始めているという。

ここ2週間大手銀行は、大統領選の結果が僅差となり市場が混乱した場合に対応できるよう、シミュレーションを行っている。顧客に対しても、流動性や信用リスクに変化が生じても対応できるよう事前にヘッジや資金調達などで準備するようアドバイスしている。

ロイター/イプソスが25日公表した米大統領選に関する世論調査によると、激戦州6州で野党民主党のジョー・バイデン前副大統領と再選を目指すトランプ大統領が激しい攻防を繰り広げている。

選挙結果が僅差となれば、法廷闘争にもつれ込む可能性もある。そうなれば、米国政治への信頼感は低下し、経済や市場にとり計り知れない影響を及ぼす可能性がある、とBNPパリバのマクロ戦略部門代表のダニエル・アン氏は指摘する。

JPモルガンとゴールドマン・サックスも選挙結果が僅差となり、米国政治の混乱が選挙後も続くリスクを警戒するリポートを公表している。

カラモス・インベストメンツの債券戦略部門トップのマット・フロイント氏は、売りを余儀なくされるような状況になることを避け、ボラティリティーを問題としてでなく、チャンスとして生かせるよう、十分な流動性を確保しておくことが重要だとコメントした。

米先物市場は、今後2カ月のボラティリティーが、前回2016年の選挙前後の水準の2倍になるとの見方を織り込んでいる。ただ、金融機関は前回よりも混乱にうまく対処できる見通し。新型コロナウイルスを受けて多くのスタッフはリモート勤務を行っているが、金融機関が混乱長期化に対応する技術やスタッフの体制は以前よりも整っている。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます