- 2021/02/27 掲載
ANA労組、最低1カ月を要求=年間一時金、JALは2カ月―春闘方針
航空大手2社の労働組合の2021年春闘要求案が26日、明らかになった。年間一時金として、全日本空輸の地上職や客室乗務員らで構成する最大労組「ANA労働組合」は、1カ月を下回らないことを要求。日本航空の最大労組「JAL労働組合」は、年間2カ月を基本とし、業績が改善した場合は上積みするよう求める。それぞれ来週にも経営側に要望する。
両社ともに新型コロナウイルス流行に伴う航空旅客需要の急減で業績が悪化し、回復の見通しが立たないため、要求水準を抑える。夏・冬合わせた20年度の年間一時金実績は、ANAが1カ月、JALが1.5カ月だった。
従業員の基本給を底上げするベースアップ(ベア)要求は、両労組とも見送る。
ANAの一般社員の月額給与や管理職報酬は既にカットされており、社員年収は平均3割減となっている。ANA労組は、今年1月から実施している一般社員の月額給与5%カットの見直しも求めない方針。
【時事通信社】
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