- 2021/03/31 掲載
堂島商取、24年度黒字化目指す=4月1日、株式会社移行
大阪堂島商品取引所が4月1日に経営再建のため会員組織から株式会社に移行するのを前に、社長に就任するSBIホールディングス顧問で前金融担当相の中塚一宏氏は31日、東京都内で記者会見し、2024年度に黒字化したい考えを表明した。収益力強化へ、現在のコメ先物に加え、金、原油、金融の先物商品も順次投入。内外の投資家が集まりグローバルな取引が行われる「総合取引所」を目指す意向を示した。
SBIは大阪、神戸への国際金融センター誘致構想を掲げ、堂島商取をその中核に据える方針。また大阪の国際金融都市構想をめぐり、大阪府・市や関西経済団体、SBIなど金融機関をメンバーに、官民を挙げた推進組織が29日に発足した。
中塚氏は日本の金融業について「一極集中になる必要は全くない」と強調。金融活性化が、ITも融合したフィンテックや情報データ企業の関西での集積につながるとの見方を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見に臨む大阪堂島商品取引所社長に就任する、SBIホールディングス顧問で前金融相の中塚一宏氏=31日午後、東京都中央区
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