- 2021/04/02 掲載
米CFTC委員、アルケゴス問題受けファミリーオフィス監視強化訴え
アルケゴスはタイガー・アジアの元マネジャーであるビル・ファン氏が運営するファミリーオフィス。規制当局の調査が及ばず、「トータル・リターン・スワップ」として知られるリスクの高いデリバティブを利用し、バイアコムCBSといった株式を対象に大規模なポジションを構築していた。CFTCはスワップ規制当局。
バーコビッツ委員は声明文で「コモディティー市場の健全性を守るため、CFTCは大規模なファミリーオフィスの活動を把握し、監視できなければならない」と指摘した。
ファミリーオフィスは、財産を管理し、納税や相続計画といったお金に関するサービスを家族に提供するといった目的のため、富裕層一家が設立する組織。単一家族のオフィスは通常、規制を受けない。
トランプ前政権下における「ドッド・フランク法(金融規制改革法)」見直しの一環として、ファミリーオフィスに対する監視がここ数年緩められていた経緯がある。
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