- 2021/04/05 掲載
東京株、3万円回復=米指標良好で買い
5日午前の東京株式市場で、日経平均株価が3営業日続伸し、3月19日以来約2週間ぶりに3万円台を回復した。米国の経済指標の強さを好感し、買いが優勢となった。日経平均の午前終値は前週末比229円19銭高の3万0083円19銭。
2日に米国で発表された3月の雇用統計では雇用者数の増加幅が市場関係者の事前予想を大きく上回り、景気回復を印象付けた。東京市場では取引開始直後から鉄鋼など景気に業績が左右されやすい業種が買われたほか、米長期金利の上昇を受け、銀行株も値上がりした。
ただ、5日は欧州やアジアの複数の市場が休場のため、「海外勢を中心に機関投資家の動きは鈍かった」(大手証券)との声が聞かれた。上昇は力強さを欠き、買いが一巡すると利益確定の売りに押され、日経平均の上げ幅は広がらなかった。
【時事通信社】
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