- 2021/04/05 掲載
東京株、2週ぶり3万円=米景気期待で買い
5日の東京株式市場で、日経平均株価が3営業日続伸し、3月18日以来約2週間ぶりに3万円台を回復して取引を終えた。米国の景気回復への期待を背景に、買いが優勢となった。日経平均の終値は前週末比235円25銭高の3万0089円25銭。
前週末2日に米国で発表された3月の雇用統計で、就業者数が大きく伸びたことが投資家心理を上向かせた。5日の東京市場では取引開始直後から主力株を中心に買い優勢の展開。雇用情勢の改善を背景に、米長期金利が上昇したことを受け、銀行や証券など金融株の値上がりにつながった。
ただ、5日は欧州やアジアの主要市場が休場のため、相場のけん引役となる海外投資家の影は薄かった。市場では「個人投資家中心の相場で、買いに持続性がなかった」(大手証券)との声が聞かれ、日経平均の上げ幅は限られた。
【時事通信社】
PR
PR
PR